以前にも投稿しましたが、昨年1月に膀胱癌がみつかり5月には膀胱全摘手術を受けました。
手術後の経過は順調で、今は2週間ごとにオプジーボの点滴を受けています。
CT検査も3か月ごとに行っていますが、現時点では再発や転移の兆候はありません。
治療にかかった費用のうち最も大きかったのは個室の利用料です。
手術の際の入院期間は約3週間でしたが、手術前には抗がん剤治療や高熱による入院もありましたので、合計すると約100万円の費用がかかりました。
当然ながら健康保険からの給付はありませんので、すべて自己負担になります。
それを除けば(高額療養費等の給付を差し引いた)自己負担額は25万円程度です。
がん保険については、以前はアフラックの商品に加入していましたが、60歳の頃に解約していました。
また、生命保険契約に特約として付加していた疾病特約や成人病特約も、同じ時に解約(特約解約)していました。
解約した理由は「ある程度の資産はあるので、病気になった場合はそれを取り崩せばよい。毎月の保険料負担は無駄だ」と考えたからです。
私はもともと生保会社に勤めていましたし、アクチュアリーでもあるので、がん保険の保険料が生保会社にとって有利に設定されていることを知っています。
「割高な保険料を支払うよりも、それを投資に回した方がメリットが大きい」と判断した次第です。
今でもこの判断は合理的だったと思いますし、解約したことを後悔していません。
ただ、自分が癌を経験した今は「がん保険の効用には合理性だけでは判断できないこともある」と考えています。
それは精神衛生に与える効果です。
癌を告知されて平気な人は殆どいらっしゃらないはずです。
私も最初に癌を告知されたときは、かなり動揺しました。
仮にあの時にがん保険への加入を続けていれば「がんと診断されたので、がん保険から給付を受けられる」ことをメリットと感じたはずですし、それが精神面の動揺を和らげてくれる効果があったのではと思います。
がん保険への加入をお考えの方は、単に経済的な効果だけでなく精神的なショックを緩和する効果も考慮されるのが良いと思います。
ただし、がん保険はかなり割高な保険料設定になっていることが多いので、商品を選ぶ際には複数の保険会社の商品を比較することが大事ですよ。